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デジタルコンテンツEXPOでいろいろやってきた

最終更新日:2015年11月03日

日本科学未来館で開催されたデジタルコンテンツEXPO 2015の参加メモです。

まず、OcuFesで「オーバーストリーム」を展示したり、OcuFes開発者会で喋ったりしてきました。スライドはこちらです。

スライドの通り、Unity+Oculus Rift開発メモについてはサイトとして独立させて、UnityやOculus Rift以外にも守備範囲を広げようと思っています。Oculus Rift製品版が出るくらいまでになんとかしたいなと。未定ですが、GitHubで管理するかもしれません。

また、DVERSE Inc.さんのブースでは、VRパフォーマンスで使用するソフトを制作させていただきました。テーマは“幻想と仮想の融合”となっていて、VR自体を楽しんでもらうというよりも、パフォーマンスの道具としてVRを使うといった感じになっています。

実際にパフォーマンスを見ないとよく分からないと思うのですが、どんなことをやっているのか説明しますと、Oculus Riftをかぶった人にラケット(物理)をくっつけたRazer HydraでVR空間のラケットを持ってもらって、その上にパフォーマーの謳歌さんが魔法の杖(もう一方のHydra)でサイコロやジェンガを出現させ、それと同時に板を上から押さえて重さを感じさせたり(力覚提示)、VR空間や現実世界でいろんなちょっかいを出して崩させたりします。体験者だけではなく見ている人も楽しめるパフォーマンスになっています。

展示用のVRコンテンツの問題点の一つとして、回転が悪いというのがあります。進撃の巨人展の”哮”のようにOculus Riftを部屋に何十台も並べたりといった例もあるのですが、Oculus Rift1台につき数分間の体験時間で1日に100人程度が物理的な限界です。

なので、僕自身も展示ではディスプレイに実況カメラを表示したりして、順番待ちの人やギャラリーも楽しめるように工夫しているのですが、パフォーマーの方の手にかかると、大勢の観客を参加者として巻き込んでしまうような見せ方ができるのかと驚きました。

謳歌さんと、企画および貴重な引き合わせをしてくださったDVERSE沼倉さんに感謝です。今後もいろいろ展開を考えているらしいですよ。

ソフト自体については、Razer HydraはUnityですぐ使えたんですが、精度の低さに悩まされました。センサー前方の1メートル四方くらいの空間からはずれるとすぐ位置がずれてプレゼンスが吹き飛んでしまうので、そのあたりに体験者側のHydraが来るようにしています。見た目についてはとにかくAsset Storeのアセットをぶち込んでますw 背景に使用したMedieval Environment Packはたくさんの高品質なモデルが入っていて、メッシュもコリジョンも綺麗なのでおすすめです。

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他にOcuFesで展示されたVRコンテンツでは、ギフトテンインダストリさんが開発中の「アニュビスの仮面」に個人的に大注目です。VRゴーグルをかぶっている人に迷路の中で何が見えているか言葉で説明してもらいながら、みんなで(現実世界で)マップを組み立てて行き、ゴールにたどり着ければ成功という協力型のボードゲームです。実はちょっと前にPico Pico Cafeで遊ばせていただいたのですが、非常に楽しかったです。

VRというと、ゲームとかパノラマ映像とかトレーニングとかメタバースとかテレイグジスタンスとか、前回(90年代)のVRブームまでに一通りの応用例はすでに挙がっていて、それらを淡々とやっていけばいいのではという考え方だったんですが、正直だいぶ頭が硬かったなと思い知らされている今日この頃です。いろんな方面の方々が、それぞれVRを軸に面白いことをしようとしているのはいいですね。

デジタルコンテンツEXPO 2015は個人的に濃すぎるくらいの4日間になりました。今が一番楽しかったなんてことにならないように精進したいです。

オーバーストリーム展示中の一コマ(かっこいい)。

書いた人:こりん(@k0rin
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